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基礎知識・メンテナンス

ワイパーがうるさい原因5つ|異音の正体と今すぐできる対処法

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雨の日にワイパーを動かしたとき、
「ビビビ…」「ガガガ…」と耳障りな音がして、気になったことはありませんか?

拭き取り自体はできているのに音だけがうるさいと、
「ワイパーが壊れているのでは?」
「交換しないとダメ?」
と不安になりますよね。

実は、ワイパーの異音(ビビり音)はとてもよくある症状で、
必ずしも故障や高額な交換が必要とは限りません。
原因の多くは、ゴムの劣化やガラスの汚れ、取り付け状態など、
ちょっとした見落としによるものです。

ワイパーは見た目がシンプルな部品ですが、
サイズ・角度・ガラスとの相性など、
音が出やすい条件がいくつも重なっています。
そのため、正しい原因を知らないまま使い続けると、
音のストレスだけでなく、拭き取り性能の低下につながることもあります。

この記事では、
ワイパーがうるさくなる原因を5つに分けて解説し、
今すぐできる対処法と、交換を考えるべきタイミングを
整備士目線でわかりやすくまとめました。

「できれば交換せずに直したい」
「原因だけでもはっきりさせたい」
という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

※ビビり音=ワイパーがガタガタ震えながら動く摩擦音(ビビビ・ガガガ)のことです。

ワイパーがうるさい原因は意外と多い

結論からお伝えすると、ワイパーの異音(うるさい・ビビり音)はとてもよくある現象です。
突然音が出ると驚きますが、必ずしも故障や重大なトラブルとは限りません。

「まだ使えるのに音だけうるさい」
「交換したばかりなのにビビり音がする」
といったケースは珍しくなく、実際の現場でもよく相談を受けます。

ワイパーがうるさくなる理由は一つではありません。
多くの場合、次のようないくつかの要因が重なって起きています。

  • ワイパーゴムの劣化や硬化
  • フロントガラスの汚れや油膜
  • サイズや角度のわずかなズレ
  • 取り付け状態の不具合
  • 撥水加工や使用状況との相性

これらは、見た目だけでは判断しにくく、
「サイズも合っているし新品なのに音が出る」という状況を引き起こします。

初めてこの症状に気づいた方は、
「音=壊れている」と心配になってしまう方もいると思いますが
実際には簡単な確認や対処で改善するケースも多いのが現実です。

逆に、原因を知らずに使い続けると、

  • 音のストレスが続く
  • 拭き取り性能が落ちる
  • ゴムやガラスの劣化が早まる

といったデメリットも出てきます。

そこでこの記事では、
ワイパーがうるさくなる原因を代表的な5つに分けて
「なぜ音が出るのか」「どう対処すればいいのか」を順番に解説していきます。

まずは、多くの人が最初につまずきやすい
ワイパーゴムそのものの状態から見ていきましょう。

原因① ワイパーゴムの劣化・硬化

ワイパーがうるさくなる原因として、もっとも多いのがワイパーゴムの劣化・硬化です。
ビビり音やキュッキュ音が出ている場合、まず最初に疑いたいポイントになります。

ワイパーゴムは消耗品で、使用するたびに少しずつ劣化していきます。
特に影響が大きいのが、紫外線・気温の変化・経年劣化です。
見た目では問題なさそうでも、ゴムが硬くなっていると、
フロントガラスにうまく密着せず、滑らずに引っかかるような動きをします。

この「滑らずに引っかかる動き」が繰り返されることで、
ワイパーが震えながら動き、ビビり音が発生します。
拭き取り自体はできているため、
「まだ使えるのに音だけがうるさい」と感じるケースが多いのが特徴です。

特に次のような状態が見られる場合は、ゴムの劣化が進んでいる可能性があります。

  • 使用期間が半年〜1年以上経っている
  • ワイパーを動かすとガタガタと震える
  • 拭き跡がスジ状に残る
  • 雨量が少ないときほど音が大きい

また、長期間ワイパーを動かしていなかった車でも注意が必要です。
使っていなくても、ゴムは時間とともに硬化します。
そのため「走行距離が少ない=劣化していない」とは限りません。

対処法

ワイパーゴムの劣化が原因の場合、対処は比較的シンプルです。

  • ワイパーゴムのみ交換する
  • ブレードごと交換する

軽度であれば、ガラスとゴムを一度きれいに拭くだけで
一時的に音が収まることもありますが、
根本的な解決には交換が必要になるケースがほとんどです。

ワイパーゴムは安価で交換もしやすいため、
「最近交換していない」「いつ替えたか覚えていない」場合は、
まずここから確認するのがおすすめです。

ゴムの交換時期について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
👉ワイパー交換の基礎知識 初心者にもわかる時期の見極め方

次は、
ワイパー自体ではなく、フロントガラス側に原因があるケースを見ていきましょう。

原因② フロントガラスの汚れ・油膜

ワイパーがうるさい原因は、ワイパーそのものではなく、フロントガラス側にあることも少なくありません。
特に多いのが、ガラス表面の汚れや油膜が原因で起こるビビり音です。

フロントガラスには、普段目に見えにくい汚れが少しずつ蓄積しています。
排気ガスや花粉、黄砂、雨に含まれる不純物、洗車時のワックス成分などが重なり、
ガラス表面が本来の滑らかさを失っている状態になっていることがあります。

この状態でワイパーを動かすと、
ゴムがガラスの上をスムーズに滑らず、
「引っかかる → 離れる」を繰り返すため、ビビり音が発生します。
特に、雨量が少ないときや低速で動かしたときに音が出やすいのが特徴です。

また、撥水コーティングを施工している車も注意が必要です。
撥水剤がムラになっていたり、ワイパーと相性が合っていない場合、
新品のワイパーでも異音が出ることがあります。
「交換したばかりなのにうるさい」という場合、
ガラス側の状態を疑ってみる価値があります。

次のような状況に心当たりがある場合は、
フロントガラスの汚れや油膜が原因になっている可能性が高いです。

  • 洗車してからしばらくガラスを拭いていない
  • 夜間、対向車のライトがギラついて見える
  • 撥水剤を使った記憶がある
  • ワイパー交換直後から音が出た

対処法

ガラスが原因の場合は、まず清掃から試すのがおすすめです。

  • 中性洗剤やガラスクリーナーでガラスを洗う
  • 油膜がひどい場合は、専用の油膜除去剤を使う
  • 撥水剤のムラがある場合は、一度リセットする

これだけで、ビビり音が改善するケースも多くあります。
ワイパーを交換する前に一度試してみると、
無駄な出費を防げる可能性があります。

それでも音が収まらない場合は、
ワイパーサイズや角度が合っていないケースを疑ってみましょう。

原因③ ワイパーサイズ・角度が合っていない

ワイパーの異音は、サイズや取り付け角度がわずかに合っていないだけでも発生します。
「サイズは合っているはず」「適合表を見て買った」という場合でも、意外と見落とされやすい原因です。

まずサイズについてですが、
ワイパーは長すぎても短すぎても音が出やすくなります
長すぎる場合はガラスの端やモール部分に干渉し、
短すぎる場合は拭き取り時に不自然な力がかかるため、
どちらもビビり音や引っかかるような動きにつながります。

また、サイズが合っていても注意したいのがワイパーアームの角度です。
ワイパーは、ゴムがガラスに対して適切な角度で当たることで、
スムーズに拭き取れるように設計されています。
しかし、アームがわずかに曲がっていたり、
取り付け時にズレていたりすると、
ゴムが正しい角度で接地せず、音が出る原因になります。

特に次のような場合は、角度ズレが起きやすくなります。

  • ワイパーを無理に持ち上げたことがある
  • 凍結した状態で動かしてしまった
  • 洗車時に強く押してしまった
  • 交換時に力を入れすぎた

これらが原因で、見た目では分からない程度のズレが生じ、
拭き取りのたびにビビり音が出ることがあります。

また、サイズ違いが原因の場合、
異音だけでなく、以下のような症状が同時に出ることもあります。

  • 拭き残しが出る
  • 拭き始めや終わりで音が大きい
  • 一方向だけ音が出る

対処法(まず何を確認すればいいか)

サイズや角度が原因の場合は、いきなり交換する前に、次の点を確認してみてください。

① ワイパーサイズを再確認する

  • 運転席・助手席それぞれの長さが合っているか
  • 年式・型式がズレていないか
  • 前後(フロント・リア)を混同していないか

サイズ表は「だいたい合っている」ではなく、
年式・型式まで一致しているか を確認するのがポイントです。

② 拭き取り時の干渉をチェックする

  • ガラスの端やモールに当たっていないか
  • 動作中に引っかかる感触がないか

干渉がある場合は、サイズが合っていない可能性が高くなります。

③ ワイパーアームの角度を確認する

  • 明らかに傾いていないか
  • 片側だけ不自然な当たり方をしていないか

軽度であれば、付け直すだけで改善することもありますが、
無理に曲げ直すのはおすすめしません。

サイズ違いが疑われる場合は、
年式・型式ごとの違いを整理した情報を確認するのが安全です。

👉 ワイパーサイズが合わない原因5つ|年式・型式の確認と失敗しない選び方

それでも改善しない場合は、
交換直後に起こりやすい「取り付け状態の問題」 を疑ってみましょう。

原因④ 取り付け方式・固定不良

ワイパーがうるさくなる原因として、取り付け方式や固定状態の不具合 も見逃せません。
特に多いのが、交換直後から異音が出始めたケース です。

ワイパーは正しく固定されていないと、
拭き取り動作のたびに わずかなガタつきやズレ が発生します。
この微妙な動きが積み重なることで、ビビり音やカタカタ音が出るのです。

多くの車では「Uフック」と呼ばれる一般的な取り付け方式が使われていますが、
近年の車や一部の車種では、

  • 専用形状のアーム
  • 複数種類のアダプターを使うタイプ

が採用されていることもあります。

このとき、

  • アダプターの種類を間違えている
  • 最後までロックされていない
  • 途中まで入った状態で「付いたつもり」になっている

といった状態だと、
見た目では問題なさそうでも、実際にはしっかり固定されておらず、
拭き取り時に振動して異音が発生します。

よくあるのが、
「一応付いているが、完全には固定されていない状態」 です。
この場合、走行中やワイパー動作中に微妙に動き、
ビビり音や不規則な音につながります。

次のような症状がある場合は、固定不良を疑ってみてください。

  • 交換してすぐに音が出始めた
  • 片側のワイパーだけ音が出る
  • ワイパーを手で触ると少し動く
  • 拭き取り方向によって音が変わる

対処法(まず何を確認すればいいか)

取り付け方式や固定が原因の場合は、一度落ち着いて付け直す だけで改善することも多くあります。

① ワイパーを一度外して確認する

  • アダプターの種類が合っているか
  • 説明書どおりの向き・手順になっているか

複数のアダプターが付属している場合は、
「どれでも付く」わけではない点に注意が必要です。

② 最後までロックされているか確認する

  • カチッとした手応えがあるか
  • 中途半端な位置で止まっていないか

無理に押し込む必要はありませんが、
ロックされた感触があるかどうか は重要なチェックポイントです。

③ グラつきがないか触って確認する

  • 手で軽く動かしてみて、ガタつきがないか
  • 片側だけ不自然に動かないか

少しでも動く場合は、固定不良の可能性が高くなります。

それでも不安な場合は、
メーカー公式サイトの取り付け動画や説明書を確認するか、
カー用品店で一度見てもらうのも安心な方法です。

原因⑤ ワイパーとガラスの相性・使用状況

ワイパーがうるさくなる原因の中には、
部品の劣化や取り付けミスではなく、「相性」や「使い方」 によるものもあります。
これは見落とされやすいポイントですが、実際にはかなり多い原因です。

代表的なのが、乾いた状態でのワイパー使用(乾拭き) です。
雨がほとんど降っていない状態や、ウォッシャー液を使わずにワイパーを動かすと、
ゴムがガラスに強く引っかかり、
キュッキュ音やビビり音が出やすくなります。

また、撥水ワイパーとガラスコーティングの相性 も影響します。
それぞれ単体では問題がなくても、

  • 撥水剤がムラになっている
  • ワイパーと撥水皮膜の特性が合っていない

といった場合、
特定の雨量や速度域でだけ異音が出ることがあります。

さらに、使用環境 も関係します。

  • 冬場の凍結した状態でワイパーを動かした
  • 雪や砂ぼこりが付着したまま使用した
  • 長期間ワイパーを使わず、ゴムがガラスに貼り付いた

このような状況では、
ワイパーゴムが正常に滑らず、異音が発生しやすくなります。

次のような特徴がある場合は、
相性や使用状況が原因になっている可能性があります。

  • 雨が少ないときだけ音が出る
  • ウォッシャー液を使うと一時的に音が消える
  • 一定の速度・一定の雨量でだけ音が出る
  • 部品を替えても改善しない

対処法(まず試してほしいこと)

相性や使用状況が原因の場合は、
交換する前に使い方を見直すだけで改善するケース も多くあります。

① ウォッシャー液を使ってから動かす

  • 乾拭きを避ける
  • ゴムとガラスの摩擦を減らす

これだけで音が消えることも珍しくありません。

② 雨量が十分な状態で使用する

  • 小雨時に無理に動かさない
  • 視界に必要なときだけ使う

ワイパーは「濡れている前提」で設計されています。

③ 撥水剤・ワイパーの組み合わせを見直す

  • 撥水剤のムラがあれば一度リセットする
  • 撥水ワイパーと通常ワイパーを使い分ける

特に「撥水+撥水」の組み合わせは、
車種や条件によって音が出やすいことがあります。

④ 凍結・汚れがある状態では動かさない

  • 冬場は事前に氷を落とす
  • 砂や雪を除去してから使用する

これにより、
異音だけでなくゴムやアームの損傷も防げます。

ワイパーがうるさいときの確認・対処手順【行動パート】

まずは「交換」よりも、原因がどこにあるかを切り分けるのが先です。
迷ったら、次の順番でチェックしてください。

この順番で確認すれば、
多くの場合は原因を特定できます。

STEP1:ガラスを洗う(まずここ)

STEP2:ゴムの状態を見る(消耗品チェック)

STEP3:取り付けを見直す(交換直後は特に)

STEP4:サイズ・干渉・角度を確認する

STEP5:使い方・相性を疑う(最後の切り分け)

ここまでやって改善しない場合は交換を検討
「とりあえず買い替え」より、原因を整理してから選ぶ方が失敗しません。

それでも不安な人におすすめの選び方

「原因は分かったけど、選び方にまだ不安がある」
そんな方は、選び方そのものをシンプルにするのがおすすめです。

まず安心なのは、
車種別・年式別に整理された情報を確認することです。
同じ車名でも年式や型式で条件が変わるため、
一般的なサイズ表よりも、車種ごとの記事の方が失敗しにくくなります。

また、ネットで購入する場合は、
適合が明確に記載されている商品
返品・交換条件が分かりやすいショップを選ぶと安心です。

それでも迷う場合は、
一度カー用品店でサイズや取り付け方式を確認し、
そのうえでネットと価格や条件を比較する、
という選び方も現実的です。

「必ずここで買わなければいけない」という正解はありません。
大切なのは、
原因を理解したうえで選ぶことです。

まとめ|ワイパーの異音は原因が分かれば怖くない

ワイパーがうるさい原因は、決して一つではありません。
多くの場合、ゴムの劣化やガラスの汚れ、
サイズ・取り付け・使用状況など、
いくつかの要因が重なって起こっています。

「音がする=壊れている」と思い込む必要はありません。
正しい順番で確認すれば、
交換せずに改善できるケースも多くあります。

まずは、

  • ガラスをきれいにする
  • ゴムの状態を確認する
  • 取り付けやサイズを見直す

この基本を押さえるだけでも、
ワイパーの異音トラブルは大きく減らせます。

原因が分かれば、次に何をすべきかも自然と見えてきます。
落ち着いて確認し、
自分の車に合った方法で対処してみてください。

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